テレワークで使うWebカメラは鮮明さと滑らかさ、設置のしやすさで選ぶべし

テレワークで使うWebカメラは鮮明さと滑らかさ、設置のしやすさで選ぶべし

テレワークでは会社や取引先などとWeb会議を行うことになります。
Web会議を行うには、自分の顔を撮影してリアルタイムに相手に送信する「Webカメラ」が必要ですが、性能に差が大きいので、選び方を把握しておく必要があります。
ノートパソコンなどにはあらかじめ搭載されていることもありますが、古いモデルのノートPCだと、カメラの画素数が少なく画質が悪いので、表情がうまく伝わらないかもしれません。
そのような場合には別途Webカメラを買い足すことをお勧めします。
今回はテレワークで使うWebカメラを探している方のために、役に立つ選び方やおすすめモデルなどをご紹介していきます。

外付けWebカメラでWeb会議の用意も万全!

中には、スマホやタブレットなどの内蔵WebカメラでWeb会議に臨んでいる人も多いようです。
最近のスマホのカメラは画素数も大きいので、先方が見る映像としては申し分ないかもしれませんが、こちらは小さな画面の中に、時として何人もの参加者がひしめいている状態になってしまうので、あまりお勧めできません。
Web会議では資料を共有して全員で見たりすることもありますので、スマホの小さな画面ではやはり仕事には適していないでしょう。
また、ノートパソコンのモデルが古いと、内蔵型Webカメラの画素数が貧弱で、ノイズが入ってしまう可能性も高くなります。最新の機種では画素数の高い内蔵カメラを備えたものも増えてきましたが、安定して快適にWeb会議を行うにはちょっと不安です。
安定した品質の映像を相手へ送りながら快適にWeb会議を行いたいなら、外付けのWebカメラを選ぶという選択肢を検討すべきです。

Webカメラは画素数や設置方法で選ぼう

ここからはテレワークで使うWebカメラの選び方について解説していきます。

  • 画素数はどれくらいか
  • スタンド型かクリップ型か
  • フレームレートは十分か

画素数はどれくらいか

Webカメラの性能を大きく左右するのが、画素数です。
デジタル機器に映る画像や動画は、色情報を持った点(ピクセル)で構成されています。このピクセルの密度が高い(画素数が高い)と、画像や映像がそれだけ鮮明になるのです。
安いモデルは「HD(1280×720)」で、これでは画素数に不安が残ります。
会話はできたとしても、確実に鮮明な映像を会議相手に送りたい場合は「フルHD(1920×1080)」以上のモデルを選ぶのがおすすめです。
ただし、カメラの画素数がいくら高くても、その映像を見る相手側がその画素数に対応したディスプレイなどで見ていなければ、実際には鮮明にはなりませんので、双方の環境を考慮して決めましょう。

Webカメラにはスタンド型とクリップ型がある

Webカメラには次の2種類があります。

  • スタンド型で机において使うタイプ
  • クリップ型でパソコンに挟んで使えるタイプ

スタンド型のWebカメラは、カメラ自体を動かせが自由にアングルを調整できます。
クリップ型のWebカメラは、コンパクトにディスプレイへ設置できるため、スペースを取らず、取り回しに便利です。
自分の作業環境や希望に合った設置タイプのモデルを選びましょう。

Webカメラのフレームレートは十分か

フレームレート(fps)というのは、「1秒間に表示できる画像の枚数」のことです。
これは画素数といっしょに必ず確認したい項目です。
映像は連続する画像(コマ)で構成されています。フレームレートの数値が大きいほど1秒間にたくさんの画像(コマ)を滑らかに表示できることになります。
フレームレートが低いと、カクカクしたコマ落ちの映像になってしまいます。
フレームレートは、「15fps」のレベルを選んでしまうと、カクつきが多く、テレワークに向いていません。
最低でも「30fps」、できれば「30fps」や「60fps」などのモデルを選ぶのがおすすめです。



おすすめのWebカメラは安心できるメーカー品を選びたい

ここからはテレワークで使えるWebカメラのおすすめモデルを3つご紹介していきます。

  • ロジクール StreamCam C980GR
  • エレコム UCAM-DLI500TNBK
  • サンワサプライ CMS-V43BK

おすすめWebカメラ① ロジクール StreamCam C980GR

おすすめWebカメラ① ロジクール  StreamCam C980GR
こちらの製品はUSB Type-C接続を活用でき、高品質な映像を送信できます。
フルHDと60fpsのスペックを持っており、ゲーム実況にも耐えられるモデルです。

  • AIを使ったオートフォーカス
  • 自動露出やぶれ補正

などの機能も備えており、安定したWeb会議環境が実現します。
三脚マウントも付属していますから、ディスプレイから取り外して三脚に付けることも可能です。

おすすめWebカメラ② エレコム UCAM-DLI500TNBK

おすすめWebカメラ② エレコム  UCAM-DLI500TNBK
この製品は「2592×1944ピクセル」というフルHDすら超える画素数を誇るモデルです。性能は申し分ありません。
また、本体にマイクが搭載されていますので、ヘッドセットを別途用意しなくても、自分の声を相手へ届けられるようになっています。
イヤホンマイクも付属しているので、わざわざテレワーク用のヘッドセットやマイク付きイヤホンを購入する必要がありません。
見た目は薄型でコンパクトな設計で、スムーズにディスプレイへ取り付けて使えるようになっています。

おすすめWebカメラ③ サンワサプライ CMS-V43BK

おすすめWebカメラ③ サンワサプライ  CMS-V43BK
クリップ式の製品も紹介しましょう。
こちらはそのままPCディスプレイへ設置でき、三脚に立てて利用すればスタンド型のように利用することもできる製品です。
ポイントとしては超広角150°レンズを採用していることで、広い範囲を撮影できるので、自分の映像が見切れてしまう心配がありません。
エレコム UCAM-DLI500TNBKと同様、マイク内蔵式なので、スピーカーさえあればすぐにWeb会議を開始できるところもうれしいポイントです。
ただしビデオ解像度はHDなので、映像の鮮明度が気になる方は、他モデルも検討してみましょう。

Webカメラは画素数、フレームレート、設置方法がテレワークに適しているものを選ぼう

今回はWebカメラの選び方やおすすめモデルなどをご紹介してきました。
ノートPC内蔵のWebカメラでは鮮明度やカクつきが不安だという方は、別途、外付けのWebカメラを用意すれば安心できます。Webカメラを買うときには、画素数や設置方法、フレームレートなどに注意して適切なモデルを選びましょう。

購入した後は、実際に相手へ鮮明で滑らかな映像を届けられているかチェックも忘れないでください。